2020年9月に小学生のためのプログラミングスクール「Tech Kids School(テックキッズスクール)」より、オンライン指導サービス「Tech Kids Online Coaching」(テックキッズオンラインコーチング)が開講しました。
小学3年生の娘は過去にテックキッズスクールの対面の無料体験会に参加したことがあります。残念ながら、そのときは直後にコロナの流行があり、入会はかないませんでした。
今回は自宅でも気軽に安全に参加できるオンラインで期待大!早速体験会に参加しましたのでご報告します。
小学3年生の娘は休校中にタイピングを覚え、自分一人でプログラミング教材で遊んでいました。はじめは夢中でしたが、どんどん難しくなり、自分だけでは分からずプログラミングは放置気味に。
せっかく興味をもったのに、これではもったいないと思っていました。しかし、コロナ禍のなか、感染リスクのことを考えると、対面のレッスンを新たに始めるのはためらいがあります。
オンラインならばと入会も前向きに考えています!
オンラインなら全国どこにいても教えてもらえるね!
どんな先生か楽しみ!分からないところ、いっぱい聞いちゃおう!
テックキッズオンラインコーチングの無料体験会の申し込み方法
テックキッズオンラインコーチングは無料体験レッスンを開催しているので、まずは体験会に申し込みを行います。
無料体験会は現在水曜日から金曜日の17:00~18:30か、土曜日、日曜日の10:0~11:30、13:00~14:30、15:00~16:30、17:00~18:30の時間帯に行われています。
時間ごとに2組限定なので、希望日時が決まっている場合は以下のページより早めの申し込みをお勧めします。
日時によっては既に申し込みを終了している場合もあるので注意。
逆に、スムーズに必要事項を入力することができれば空きがありますので、抑えておくようにしましょう。
申込が完了するとテックキッズより案内のメールがあり、体験会2日前にZOOMの「ミーティングID」と「パスワード」が届きます。
また、メールだけではなく、電話もありました。電話の内容は最終的な参加の確認と子供のパソコンスキルやプログラミング経験の有無を聞かれます。
我が家の場合は、娘は休校中にハマっていたのがテックキッズの教材であるQUREOでした。タイピングも休校中にローマ字入力を教えて練習したため、ブラインドタッチはできないものの、基本的なことは分かりますし、一応打てます。
最近、プログラミングのやり方を学ぶだけではなく、自分で思ったものを作ることに興味を持っているので、彼女だけでは分からない部分を教えてほしいと伝えました。
パソコンできない子はどうするの?
マンツーマンだし、事前にパソコンスキルがどの程度がきいてくれるから、その子に合わせた内容の体験会をしてもらえるよ。
子供にとって有意義な体験になるように、情報を詳しく話すことをお勧めします!
テックキッズオンラインコーチングの無料体験会の準備
無料体験会を受講するには以下の準備が必要です。
ZOOMとQUREOが使えるパソコンの用意
先方とのやり取りはZOOM、体験会の教材は子供用のプログラミング教材QUREOです。どちらもスムーズに使えるスペックのパソコンを用意しましょう。
もちろん、ZOOMを使うのでWi-Fiは必須。マンツーマンのため、複数の人とやり取りするよりはまだよいと思いますが、画面を共有しますし、スムーズにコミュニケーションをとるためには回線速度は速いにこしたことはありません。
ブラウザ「Google Chrome」(グーグルクローム)のインストール
ウェブ教材を使用するため、ブラウザ「Google Chrome」が必要です。インストールしてない場合は、事前にダウンロードするよう案内にもあります。
ZOOMに不慣れな場合、練習しておくと安心
特に低学年の場合は、初対面の人とまったく使ったことがないZOOMでやり取りすることは大変です。できる場合は、事前に練習しておくと、スムーズに体験できると思います。
いよいよテックキッズオンラインコーチングの無料体験レッスンがスタート
準備ができたら、いよいよ体験レッスンの開始となります。
実際に体験会に参加した内容や先生(コーチ)とのやり取りなどをレポートいたします。
まずはコーチの自己紹介とプログラミングについての説明から
ZOOMを時間通りにつなぐと早速体験会がスタートします。
今回担当してくれたコーチは若い女性の方。お互いに自己紹介後、「QUREOのキャラクターで何が好き?」と娘に質問し、「私はビアンカが好き!」「私もビアンカが好きだよ!可愛いよね」と明るくコミュニケーションを取ってくれました。
これで一気に距離が縮まったようで娘はニコニコ。
以前、テックキッズの対面の教室の体験会にも行ったことがあり、その時もコーチの方が子供たちの心をつかむのがうまいことに驚きましたが、オンラインでもそれが健在です。
“先生”ではなく、コーチであることも大きなポイント。コーチは体験会でこんな質問をしていました。
コーチって聞いたことある?
うん!バスケのコーチとか?
コーチってなんだか知っている?
???
娘はちょっと考えていましたが、分からないようです。すると、コーチはこう答えました。
コーチはね、どうやったらスポーツができるようになるかを教えてくれるんだよ。だから、私もすずちゃんが好きなゲームを作れるように手助けするからね
コーチは質問を投げかけることが多く、それによって子供は考えてそれから答えを知ることできちんと理解するようです。自分がどんな役割をするのか事前に丁寧に教えてくれるのもとても良いと思いました。
また、コーチは子供と友達のように話してくれますし、“先生”とは呼ばせずに、子供には自分をあだ名で呼ばせます。それによって、距離感が近づき、子供がコミュニケーションを取りやすくなったと思いました。
教えてくれる人を敬う気持ちは大切ですが、特に画面を隔てたコミュニケーションだからこそ、子供が緊張しすぎてしまうと、スムーズに会話ができません。質問しやすい関係を作ってくれるのはとても良いですね!
プログラミング教室ではよくあることですが、コーチは身の回りのもので何にプログラミングが使われているかを子供に質問していました。
子供はパソコンや冷蔵庫やテレビやインターフォンなどと答えて、先生に褒めてもらって嬉しそう。ちょっとしたことでも惜しまず褒めてくれるのも大きなポイント。
子供はそれによってやる気が湧いた様子でしたので、こうやって褒めることは大切なんだなぁと親としても反省させられました。
それから、マインクラフトの画像が出てきた時、コーチが「マインクラフトを作った人は小学生のときからプログラミングを作り始めたんだよ」と娘に教えてくれました。このように、子供の興味が湧くように話を織り込む点も良かったと思います。
プログラミングで何を作る?子供にヒントを出しつつ決めさせる
QUREOでプログラミングを作る際はZOOMで画面を共有して行います。共有の仕方を事前に知っているとスムーズだと思いますが、知らなくても教えてくれるので大丈夫です。
コーチは「ここをクリックして」と教えてくれるとき、共有した画面にペンで〇をしてくれます。
QUREOでゲームを作ったり、プログラミングを学習したりする時間は、30~40分ほど。娘の場合は、QUREOを既に経験済みなので、自分でゲームを作りましたが、プログラミング未経験の場合、QUREOで簡単なプログラミングの仕組みを学習するのだと思います。
体験会でも子供に直接質問しながら本人の知識の程度や興味を探り、生徒に合わせてやりたいことをやらせてくれます。
「どんなゲームを作りたい?」と聞かれ、娘はすぐに思いつかずに迷っていましたが、「じゃあ、好きなキャラクターから選ぼう」と娘のお気に入りのキャラクターをまずは選ばせてくれました。
それから、普段子供が好んで遊んでいるゲームのことを聞き、そこから作りたいゲームの発想を得るようにしていました。
娘はお気に入りのキャラクター、ビアンカを使い、ゲンボスという敵に設定したキャラクターに捕まらないようにするというゲームを作ることになりました。
QUREOはすごくキャラクターがかわいいから好き!お気に入りがいっぱいあるんだ!
QUREOはフリーソフトのScratch(スクラッチ)によく似ているけど、さすがにサイバーエージェント制作だけあって、使いやすくビジュアルが良いので、子どもの食いつきが違います!
自分一人では分からなかったところを解決!
私はそばで話を聞いていましたが、まったくプログラミングのことを知らない私には分からない単語を娘が使いコーチに質問していることに驚きました。そう考えると、自分一人で学習してもそれなりにプログラミングのことが学べるようです。
しかし、先に進めば進むほど、アドバイスなしでは分からないところも増えていきます。娘も時々行き詰ってしまい、やる気がなくなってしまう場面も多々ありました。
今回、変数を使いましたが、娘はグローバル変数とローカル変数の違いが分かりませんでした。基本的な概念ですが、自分だけでは難しかったようで、今回グローバルは「みんなに命令」、ローカルは「1人に命令」と分かりすっきりしたとのこと!
また、今まで使っていたものの、いまいち理解してなかった座標の役割。特に3年生の娘には-(マイナス)の概念が難しかったようです。それもコーチに上手に説明してもらい喜んでいました。
自分一人で自分のペースで学習を進めていくのも悪くありませんし、自分で気づくからこそ得られるものは大きいと思います。しかし、分からなすぎてやる気がなくなる、分からないまま先に進むのはマイナスです。
こうして、考えても分からなかったところを聞ける相手がいるのは大きなメリットだと感じます。
ゲームをさらに発展させ、面白くする
コーチはゲームに新しい要素を加えるようアドバイスもしてくれます。
娘のゲームの場合、もう1人のお気に入りのキャラクターエミリを登場させて、彼女をお母さんであるクモモのところまで送り届け、最後にクリアーの効果音がでるようにしました。
エミリがビアンカについていくようにプログラミングしたり、台詞がでるようにしたり、わずか数10分で短いながらなかなか凝ったゲームが完成しました!
娘は大満足で意欲が湧き、体験会後も自分でゲームを作っていました。
途中からコーチとすずちゃんの会話が何を言っているのか分からなかったよ…
ずっと考えても分からなかったことが分かって嬉しかったよ!
体験レッスンのあとは保護者への説明
最後の30分は保護者への以下のような説明にあてられています。
学習の進め方
基本的には自学自習のスタイルです。オンラインレッスンは子供それぞれの課題を抽出し、子供の希望に沿う形で進めます。30分と長い時間ではないため、毎回出される課題を自分なりにこなすことが大切。
ただし、課題ができなかったとしても、それが悪いわけではありません。課題はどの部分が分からないのかを抽出するためでもあり、子どももそれによって考えたり、コーチに聞いたり、することが大切です。
レッスンだけではなく、チャットボードでの日頃のコミュニケーションが大切
チャットボードは、一人でプログラミングを学習する子供にとって大切なツール。レッスン以外の日にも毎日無料で質問にチャットで答えてもらえます。
レッスンのときしか質問できない場合だと、自宅学習もスムーズに進みませんが、いつでもコーチがついていてくれるようなものなので安心ですね!
コーチの希望をきいてもらえる
コーチとの相性がとても大切。体験会で子供の様子をみて考えてくれるようですが、親からも希望を出せます。
明るい人、女性が良いなど、希望をだしてみましょう。
入学金、教材費なしで費用は月謝のみ!
習い事は、1回だけの体験教室では分からないことも多いもの。よく考えたつもりでも、「こんなはずじゃなかった…」ということも少なくありません。しかし、事前に入会金や教材費を支払っているとすぐにやめるのはもったいないと思いますね。
それから、教材はQUREOなので、既にQUREOの有料プランを契約している場合は、月謝の13,200円からその料金が引かれます。QUREOは1カ月2,500円(税込)なので、この金額がマイナスなので、思ったよりお得といえそうです。
とりあえず1カ月お試ししてみる!というのもありだと思います!
月~日まで選択可能!
小学生だとすでに複数の習い事を掛け持ちしているお子さんも多いと思います。そうなると、曜日日時が選べないと難しいという方も多いのではないでしょうか。
テックキッズオンラインは、平日は放課後の時間、土日は一日中開講しています。そのため、都合のよい時間帯が選びやすいです。
しかし、人気の時間帯はすでに埋まりつつあるので、詳しくは教室にお尋ねください。
振替や欠席時のフォローあり
月3回、30分の貴重なレッスンがあるのは、月の1週目、2週目、3週目。そして、週4週目は振替日として確保されています。
よって1回は必ず振替ができ、振替の申請はレッスンの前日までにすればOKです。
また、その時に振替ができなかった、2回お休みしてしまった場合は、チャットにてコーチからの特別なフォローがあります。
支払いはクレジットカードのみ、ネットで申し込み
申し込みは体験会直後に送られてくるメールに書かれているURLから行います。支払いはすべてクレジットカード。入金確認後に入会となります。
無料体験会に参加した娘と私の感想
娘は「とにかく楽しかった!入学したい!」とのこと。自分一人ではできなかったことを存分にサポートしてもらえたし、コーチとのコミュニケーションも楽しかったようです。
QUREOには休校中非常にお世話になりましたが、はじめは夢中だったものの、分からないことが増えてくるとやる気が減退している様子なのでもったいないなと思っていました。
私がわきから「がんばってやんなよ」と言ってもどうにもなりません。テックキッズオンラインは娘には適したサポートだと感じました。
明るく楽しく、子供目線で授業を進めてくれるコーチも社交的な性格な娘にはあっていると思います。シャイな子はオンラインのコミュニケーションになかなか慣れないかもしれませんね。
しかし、コーチは若い方が多く、近所のおにいさん、おねえさんのようで親しみやすい印象です。シャイな子ほど一度心を開くと、コーチに信頼を寄せて良い関係が築けるにではないでしょうか。
また、まず送迎の必要はなく、自宅でレッスンが受けられることはオンラインの最大のメリットと言えます。感染のリスクがありませんし、交通費も労力もかかりません。万が一、再び外出できないという事態になってもレッスンが受けられることは良いなと感じました。
しかし、パソコンにあまり慣れていない場合、30分のオンラインレッスン時間ではフォローしきれないように思います。キーボードの扱いにはなれていたほうが良いでしょう。
また、テックキッズオンライでは、自分のペースで日頃学習を進められるのが大前提。
他の習い事などで忙しかったり、パソコンに興味がなかったりする場合、難しいかもしれません。我が家もはじめるとしたら、毎日どのようにプログラミングの時間を作るかが悩みどころです。
2020年9月に開講したばかり!期待度の高いサービス内容
テックキッズオンラインは2020年9月開講ですが、対面の教室は日本のプログラミング教室としてはパイオニア的な存在です。
母体がIT分野の大企業サイバーエージェントで、子供の教室とはいえ本格的にプログラミングでゲームや便利なアプリを作れるように指導してくれます。長年のノウハウに合わせてコーチの質の高さもすばらしいです。
オンラインは開講したばかりで未知数な面もありますが、全国どこでも入学できて、自分のペースで学習を進められるのは大きなメリットだと思います。
プログラミング教室を選ぶ際、体験は必須なので、気になる方はテックキッズオンラインもお試ししてみることをお勧めします!
この記事を書いた人すずママ
小学3年生の一人娘のママです。娘はコロナ休校中にパソコンに目覚め、タイピングを練習してプログラミングでゲームを作るようになりました!しかし、私はまったくプログラミングは分からず…娘にぴったりなプログラミング教室を探しています。
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